株式会社阪井養魚場 | 高級・高品質な錦鯉の生産

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こだわりのオリジナル練り餌

より美しく、より大きく育てあげるために

阪井養魚場の泉水飼育を語る上で、「練り餌」は欠かせません。阪井養魚場では、鯉をより美しく、より大きく成長させる為に、オリジナルの餌づくりに着目し、独自の手法をもって開発を進めてきました。

当初は手探り状態が続くも、決して妥協は許さず、年々改良を繰り返し開発されたのが、阪井オリジナルの「色揚げ増体マッシュ」と「胚芽増体マッシュ」です。餌の嗜好性、栄養バランス、飼料効率に重点をおき、幾度となく改良を重ねて誕生したこの2種のマッシュは、阪井の餌に欠かすことの出来ない、重要な素材となりました。

更に、熟練スタッフの手によって、この2種のマッシュに多様な材料が加えられ、あらゆる工程を経て「練り餌」が完成します。数段に手間のかかる「練り餌」ではありますが、鯉に餌をたくさん食べさせる為には、その時間と労力は惜しみません。繊細な鯉の体調は、入念に管理・観察され、阪井養魚場の鯉ならではの鮮やかな色彩や、艶の美しさが守られています。

当ページでは、阪井がこだわり続けるその「練り餌」の作り方をご紹介いたします。

練り餌の作り方

材料

・阪井オリジナル色揚増体マッシュ
・阪井オリジナル胚芽増体マッシュ
・はちみつ
・うるめいわし
・木綿豆腐
・サプリメント
・水

step01

大きな鍋でお湯を沸かします。沸騰したお湯にうるめいわしを大量に投入。鯉は人間よりも味覚や嗅覚が発達しています。その為、うるめいわしをエサに入れる事でエサの風味を上げ、食欲増進効果を促進。より美しくより大きく成長させるにはエサをたくさん食べさせる事が必要不可欠。うるめいわしを入れる事で格段に食いつきが良くなります。辺りにはうるめいわしの出汁の香りでいっぱい。食欲をそそられるいい香り。

step02

煮立ったうるめを取り出し、業務用ミキサーへ。はちみつ、木綿豆腐、うるめいわしから出た出汁を加え、一気に細かく粉砕、撹拌します。人並み以上の味覚を持つ鯉は甘みを好む傾向があるのです。そこで鯉が喜んで食べるよう、阪井養魚場ではこだわりの味付けをしています。栄養価も高く甘味の強いはちみつを大量に使用し、鯉好みの味に。更に豆腐を加え植物性タンパク質をプラス。風味、味、栄養面、総合的にバランスの取れた最良の配合で一気に混ぜ合わせます。

step03

ボウルに阪井養魚場オリジナルの色揚増体マッシュと胚芽増体マッシュを投入。この粉によって阪井ならではの健康的で色鮮やかな鯉へと成長できるのです。2種の増体マッシュは、改良に改良を重ねて開発された阪井養魚場だけのオリジナルマッシュ。鯉の体を大きく健康的に成長させる効果をもたらす他、鯉の色味、色彩を鮮やかにし、エサの消化吸収を良くし、鯉のツヤを上げる効果があります。どちらも大きく鮮やかな鯉へと成長させるために欠かすことのできない重要な素材です。

step04

ここで全ての材料を混ぜ合わせ、力のかぎり餌を練りこみます。免疫活性力を強化し、臓器を健康にするビタミン豊富な鯉専用のサプリメントも投入し、栄養面はパーフェクト。全ての材料がまんべんなく均一に混ざるように丹念にこねる作業を繰り返します。満足のいく質感になるまで、手の感覚を頼りに一心にこね続けます。

step05

全体が上手く混ざったら、あとは最後の仕上げです。ここで重要なのは「水分」と「練り加減」。水分が最適な量から少しでも多かったり少なかったりするだけで、エサは池の中ですぐに溶けてしまう為、絶妙な加減でエサのしっとりとした感触を出します。水加減と練り加減はスタッフのカンや経験でしか生まれない技術です。その感触を手全体で確かめながら練り続け、阪井の練りエサが完成。